派遣というワークスタイルは、公務員とどう違う?

派遣というワークスタイルは、公務員と比べてみるとその違いがよくわかります。まず、公務員は基本的に年功序列型なので、定期的に昇給があって、給料が上がっていく仕組みになっています。民間企業でも年功序列型のところはありますが、成果主義や実力主義のところのほうが多いかもしれません。実力に差が出ているイメージ

これに対して、派遣社員は長く働くほど給料は上がっていく傾向がありますが、必ず給料がアップするという保証はありません。例えば、1年契約だったとして、1年間は契約通りの給料が支払われますが、2年目の契約更新時に給料が上がるかどうかは、企業の判断によります。ほんのわずかな金額しか給料が上がらないこともありますし、逆に給料が下がってしまうことすらあります。若い頃は差を感じにくいですが、20年後には2倍以上の差ができていることもあります。また、派遣社員はボーナスが出ないので、月々の給料で差があるだけでなく、年収ではもっと大きな差があります。

働きやすさという面では、派遣社員に分があります。派遣社員に責任のある仕事がまかされることは稀であり、契約で決めた以上の仕事をする義務はありません。会社から残業をするようにお願いされたり、休日出勤をお願いされることはありますが、自分の都合を優先して、断ることもできます。ただし、残業や休日出勤を断っていると次回の契約更新がされないというリスクもあります。

将来の年金は、公務員と派遣社員では大きな差が出ることがあります。派遣社員でも一定の条件を満たせば社会保険に加入できますが、派遣で働いている人は、仕事の契約が切れたときに失業をしてしまい、すぐに次の仕事が見つからなければ社会保険の加入期間にブランクが生じてしまいます。また、月々の給料の差も、将来もらう年金に現れてきます。